ただ、スカリンという名で、
NORDIC FOREST さんとこでは表記してあります。
スウェーデンの作曲家、テノール歌手で、
検索結果を見てますと、歌手としての方が活躍しているのやも。
特に詳しかったのはこちらです。
NORDIC FOREST さんのところの作曲家リストのものですが、
この中から幾つか気になる情報を書き出してみますと、
・スウェーデンの作曲家、テノール歌手
・1964年生まれの若手作曲家
・ストックホルムの王立音楽院で合唱指揮者のコースに参加
・合唱指揮をエリック・エリクソン氏から受けている
・この時期にエリック・エリクソン室内合唱団、スウェーデン放送合唱団に所属
王立音楽大学でエリクソン氏の指導を受けたと聞きますと、
東京混声合唱団の指揮者、大谷研二氏を思い出します。
以前に録音したスウェーデン放送合唱団の演奏会(NHK−FMによる)で、
エリクソン氏の話をしておられました。
合唱人としては、何とも羨ましい経歴だなと思いますが、
合唱曲をどの程度書いておられるか、分かりづらいです。
パナムジカの在庫にも無いようなので、
これはちょっと興味深い所です。
検索に掛けてみますと、
ソリストとしてのものの方が多い印象で、
合唱曲についてはこれからに期待したいというところでしょうか。
【放送された作品】
Andliga övningar〔霊操〕 (2006)
→SRP2で放送された曲(こちら)
演奏はダイクストラ指揮スウェーデン放送合唱団。
以前、オランダの放送局で流れた同団の演奏でこちらがあります。
恐らく同一の曲だろうと思われますし、
この曲の邦名は霊操としておきます。
(訳すと Spiritual exercise となりますし)
ア・カペラで、神秘的な音の折り重なりと、
幾度か繰り返される音の明滅が印象的な、美しい曲。
不協和音の扱いが、現代作曲家らしく巧みで、
所々、アメリカの作曲家ウィテカーが使うような音が聴こえてきます。